M23ダービーという因縁対決を解説|歴史とデータでブライトン対パレスを知ろう!

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イングランドのプレミアリーグを見ていると、ブライトン対クリスタルパレスによるM23ダービーという言葉を耳にするけれど、いまひとつ何が特別なのか分からないと感じる人も多いはずです。この記事ではM23ダービーという独特のライバル対決の歴史やスタイル、日本人選手の関わり方までを整理し、読み終えたときに次の試合を何倍も楽しみに待てるようになる自分を想像してみませんか?

  • M23ダービーの意味と名称の由来
  • 因縁となった出来事と代表的な試合
  • 日本人も絡む最新の見どころと観戦術

M23ダービーというプレミアリーグのライバル対決とは

ブライトンとクリスタルパレスがぶつかるM23ダービーというプレミアリーグのライバル対決は、地理的にはやや離れたクラブ同士でありながら現地では感情むき出しの重要カードとして位置付けられている伝統の試合です。二つのクラブが長年にわたって昇格争いや残留争いでぶつかってきた経緯が積み重なり、M23ダービーという呼び名は単なる名称を超えてサポーターの誇りや悔しさを象徴する言葉になっています。

ブライトンとクリスタルパレスの基本プロフィール

M23ダービーを理解するには、まずブライトンとクリスタルパレスという二つのクラブの特徴を押さえることが近道であり、ブライトンは海辺の街をホームとする青と白のストライプが象徴のクラブで、近年は攻撃的でモダンなサッカーで注目を集めてきました。クリスタルパレスはロンドン南部を拠点とする赤と青のクラブで、歴代のエースやフィジカルを生かした戦い方で存在感を発揮してきたため、M23ダービーでもしばしばスタイルの違いが正面衝突する構図が生まれます。

M23という名称とダービーと呼ばれる理由

M23ダービーという呼び名はブライトンとロンドン方面を結ぶ高速道路M23号線に由来し、二つのクラブがそのルートで結ばれていることからメディアが使い始めたとされています。厳密には地理的な意味での「同一都市ダービー」ではないものの、サポーターの間で長年積み重なってきた対立感情が強いため、M23ダービーというラベルは今ではこのライバル関係を象徴する便利な略称として定着しました。

地理的な距離と他のプレミアリーグダービーとの違い

M23ダービーの特徴としてよく挙げられるのが、両クラブの本拠地同士がおよそ七十キロ離れているという点であり、マンチェスターやリバプールのような同一都市のダービーとは成り立ちが異なるという事実です。この物理的な距離にもかかわらずM23ダービーは激しい宿敵対決として扱われており、地理以上に歴史や感情がダービーを形作るのだという好例になっています。

ファンがこのライバル対決をどう捉えているか

M23ダービーについては一部のサポーターが「ダービーという言葉は軽々しく使ってほしくない」と語るほど感情移入が強く、むしろ単なる隣町対決以上の深い憎しみと誇りが込められたカードだと考えられています。ブライトンとクリスタルパレスのファンは互いを真っ先に嫌いなクラブとして挙げることが多く、M23ダービーのたびにチャントやバナーを通じてその敵対心をあらためてぶつけ合っています。

M23のライバル対決が世界的に注目される背景

M23ダービーはかつて下部リーグで行われていた時代から国内では知られた存在でしたが、プレミアリーグでの対戦が増えたことで世界中のファンにも徐々にその名が広がりました。特に近年は日本人を含む代表級の選手がブライトンやクリスタルパレスでプレーしていることから、M23ダービーは日本のファンにとっても見逃せないカードとして注目度を高めています。

M23ダービーの成り立ちや名称の由来、ファンの感情をここまで整理してみると、このカードが単なる「距離が近いチーム同士」のカテゴリーには収まりきらないことが見えてきます。次はM23ダービーがなぜここまで険悪なライバル関係に育っていったのか、その歴史と具体的な事件を時間軸に沿って追いかけてみましょう。

項目 ブライトン クリスタルパレス M23ダービーとの関係 イメージ
ホームタウン 海辺の街ブライトン ロンドン南部クロイドン周辺 M23号線で結ばれる都市同士 海辺のクラブと首都圏クラブ
スタジアム アメックススタジアム セルハーストパーク M23ダービーの舞台となる聖地 近代的な箱と古き良き本拠地
クラブカラー 青と白のストライプ 赤と青のストライプ M23ダービーでは色の対比も象徴 爽やかさと情熱のぶつかり合い
スタイル傾向 ポゼッション重視 カウンターと個の突破 M23ダービーで相反する色を出す ボール保持と鋭い一撃の対決
サポーター文化 歌とコレオで彩る 声量と熱気が持ち味 M23ダービーで最大限に高まる 雰囲気だけでも価値がある試合

こうして基本プロフィールを並べてみると、M23ダービーでは街の雰囲気やスタジアムの個性、色の違いまでもが物語の一部として作用していることが分かります。表の情報を頭に入れておくと、実際にM23ダービーを観戦したときにピッチ外の背景まで立体的にイメージできるようになり、試合の一つ一つのプレーがより深く記憶に残ります。

M23ダービーの歴史と因縁を時系列で振り返る

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M23ダービーの裏側には、単なる近隣クラブ同士の競争では説明しきれないほど濃い歴史が積み重なっており、その多くは一九七〇年代の昇格争いとカップ戦の騒動に端を発しています。過去の出来事を知ることで現在のM23ダービーの雰囲気やサポーターの感情の根っこが見えてくるため、歴史を振り返ることはこのカードを理解するうえで欠かせません。

ライバル関係が生まれた一九七〇年代の昇格争い

一九七〇年代後半、ブライトンとクリスタルパレスは下部リーグで同じ昇格枠を争う立場にあり、連戦連敗が昇格や残留を左右する状況のなかでM23ダービーはサポーターの神経を逆なでする真剣勝負として位置付けられていきました。この時期には監督や選手同士もライバル意識をむき出しにしており、些細な判定やコメントが炎上材料となってM23ダービー周辺の空気を一層ピリピリさせていったと伝えられています。

物議を醸したFAカップ再試合と監督同士の対立

M23ダービーの歴史を語るうえで象徴的なのが一九七六七七シーズンのFAカップで、複数回の試合の末に行われた再試合ではゴール取り消しややり直しの判断などが重なり両軍サポーターと関係者の怒りが爆発したとされています。この一戦で監督同士の舌戦や握手拒否などもクローズアップされ、M23ダービーは「単なるライバル対決」から「本気の憎しみを帯びた因縁カード」へと一段階ギアを上げたと評価されています。

プレミアリーグ時代の象徴的な試合と出来事

プレミアリーグ時代に入るとM23ダービーは残留争いや上位進出を懸けた試合として注目されるようになり、ときには大量得点の撃ち合いや終盤の劇的な逆転劇が生まれてきました。昇格プレーオフや残留を左右するシーズン終盤の直接対決など、重要局面でM23ダービーが組まれるケースも多く、そのたびに選手とサポーターの感情が一気に振り切れる展開が繰り返されています。

こうした歴史的な出来事が積み重なった結果として、M23ダービーは単に過去の因縁を懐かしむだけのカードではなく、現在進行形で新しいドラマを更新し続けるシリーズもののような性格を帯びています。そこでここからは、M23ダービーの歴史をざっくり振り返るタイムラインを眺めながら、それぞれの時代にどんな意味があったのかを整理してみましょう。

  1. 一九七〇年代後半 下部リーグでの昇格争いが激化
  2. 一九七六七七年 FAカップ再試合で判定を巡る大騒動
  3. 一九七九年 両クラブがそろって一部リーグに昇格
  4. 一九九〇年代 再び下部リーグで残留と昇格を争う
  5. 二〇一三年 昇格プレーオフでの劇的な結果が話題
  6. 二〇一七年以降 プレミアリーグで定期的に直接対決
  7. 二〇二〇年代 日本人選手も関わる国際的な注目カードに

このようにM23ダービーの主な出来事を時系列に並べてみると、時代ごとに「昇格争い」「残留争い」「国際的注目」というテーマが移り変わっていることが分かります。どの時代でもM23ダービーがシーズンの分岐点になることが多かったため、今もなお新しいシーズンが始まるたびに「今年はどんな物語が待っているのか」と期待と緊張が同時に高まるのです。

M23ダービーを彩る戦術とスタイルの違い

M23ダービーを戦術面から眺めてみると、ボールを握りたがるブライトンとカウンターを得意とするクリスタルパレスという対照的なスタイルがぶつかる構図がはっきりと見えてきます。近年のデータではM23ダービーでブライトンがボール支配率やコーナーキック数で上回る一方、クリスタルパレスはフィジカルを生かした守備と速攻で効率的にゴールを奪う傾向があり、その相性の妙が一つの見どころになっています。

ブライトンのポゼッション志向と攻撃の特徴

ブライトンはM23ダービーでも中盤から丁寧にボールをつなぐポゼッション志向を貫き、サイドバックやウイングが幅を取りながら相手守備網を少しずつ引き剥がしていくスタイルを好んでいます。支配率で優位に立ちながらも最後のゴール前で厚みを出せるかどうかが鍵となるため、M23ダービーではセットプレーやサイドからのクロスが得点の決め手になるケースが少なくありません。

クリスタルパレスのカウンターとフィジカルの強さ

クリスタルパレスはM23ダービーで相手にボールを持たせつつ自陣で粘り強く守り、ボールを奪った瞬間にウイングやトップのスピードを生かして一気にゴールへ襲いかかるカウンターを得意としています。二〇二五年のM23ダービーでも少ないチャンスを素早いカウンターで得点につなげ、退場者を出しながらも粘り強く守り切った試合展開が象徴するように、このカードではフィジカルと集中力が勝敗を左右しやすいと言えます。

カード枚数やセットプレーに表れるM23対決の激しさ

近年の統計を見るとM23ダービーでは一試合あたりのイエローカード数がリーグ平均よりやや多く、レッドカードが出る頻度も高めだと報告されており、ピッチ上の緊張感の高さが数字にも表れています。また、ファウルの多さはそのままセットプレーの機会にもつながるため、M23ダービーではコーナーキックやフリーキックから生まれる得点の割合が大きく、守備側の集中力と高さが試合の鍵を握ることが多いと分析されています。

このようにスタイルの違いとカード枚数の傾向を踏まえてM23ダービーを観ると、単に「どちらが勝つか」だけでなく「どの時間帯に流れが変わりやすいのか」というポイントにも目が向くようになります。続いては実際の数字をまとめた簡単なスタッツ表を眺めながら、M23ダービーならではの傾向をもう少し具体的にイメージしてみましょう。

項目 数値イメージ ブライトン クリスタルパレス M23ダービーでの意味
通算対戦数 一四〇試合超 勝利数は五十前後 勝利数は五十台前半 M23ダービーはほぼ互角の歴史
直近一〇試合の得点 合計二〇点台前半 一一ゴール前後 一二ゴール前後 拮抗しつつ僅差のゲームが多い
平均支配率 ブライトン優位 五五パーセント前後 四五パーセント前後 主導権はブライトンが握る展開が多い
平均イエローカード 試合ごとに五枚前後 二点台中盤 二点台後半 フィジカル勝負でパレス側に警告が多め
セットプレーからの得点率 全体の約三割 空中戦に強いDFの得点が目立つ カウンター後のCKで脅威 M23ダービーではリスタートが勝敗を左右

数字はシーズンや試合によって上下しますが、おおまかな傾向としてM23ダービーは支配率で優位なブライトンと効率よく仕留めるクリスタルパレスという構図になりやすく、結果としてスコア自体は僅差の決着が多くなっています。こうしたスタッツを頭の片隅に置きながらM23ダービーを見ると、セットプレー前やカウンターの出だしなど「今まさに試合が動きそうな瞬間」をより鮮明に感じ取れるようになります。

日本人選手が関わった近年のM23のライバル対決

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近年のM23ダービーは日本人選手がピッチに立つケースが増えたことで、日本のファンにとっても一気に身近なカードになりました。海を越えて活躍する日本人がブライトンやクリスタルパレスの一員としてM23ダービーに出場することで、試合の勝敗だけでなく「どんなプレーで存在感を示せるか」にも注目が集まっています。

三笘薫が見せたM23でのインパクト

ブライトンに所属する三笘薫はM23ダービーでも持ち前のドリブルとラストパスで違いを生み出しており、アシストを記録した試合では試合終盤まで相手DFを翻弄し続けたことで現地メディアからも高い評価を受けました。日本のファンにとっても三笘がM23ダービーでチャンスメークやゴールに絡むことは特別な意味を持ち、M23ダービーという言葉を聞くと真っ先に彼のプレーシーンを思い浮かべる人も少なくありません。

鎌田大地やその他日本人選手の存在感

クリスタルパレス側でも鎌田大地のような日本人選手がM23ダービーに出場し、ボールを落ち着かせたりチャンスに絡んだりすることでチームのリズムを整える役割を担う試合が増えてきました。日本人同士がM23ダービーという歴史あるライバル対決のピッチで直接マッチアップする場面もあり、日本の視聴者にとっては「海外組の実力を同時に確かめられる最良の舞台」としての側面も強まっています。

日本のファンがM23のライバル関係に注目する理由

日本のファンにとってM23ダービーは、単に日本人選手が出場する試合というだけでなく、サッカー文化やサポーター文化の奥深さを感じ取れる教材のような存在でもあります。映像や記事を通じてM23ダービーの歴史やスタジアムの雰囲気を知り、そのうえで日本人選手のプレーを見ることで「ヨーロッパの激しいライバル対決の中で自国の選手がどう戦っているのか」を実感できる点が大きな魅力になっています。

このように日本人選手が積極的に関わることでM23ダービーは日本市場におけるプレミアリーグの看板カードの一つとなり、試合前からSNSやメディアで大きく取り上げられる機会が増えました。日本の視聴者にとってもM23ダービーを通じてクラブの歴史やサポーターの価値観を学ぶことができ、単なる結果追いではない「クラブとともに時間を積み重ねる応援スタイル」に触れるきっかけになっています。

現地観戦やテレビ観戦でM23のライバル対戦を楽しむコツ

M23ダービーを最大限楽しむためには、歴史や戦術だけでなく観戦環境やスタジアム周辺の雰囲気についても少し知っておくと安心です。特にこのカードは過去に観客同士のトラブルが問題視された時期もあったため、現在では警備体制やキックオフ時間の設定にも細心の注意が払われており、その事情を理解したうえでM23ダービーを見ると現地の緊張感もイメージしやすくなります。

M23のライバル対決を観戦するベストなタイミング

プレミアリーグのスケジュールを眺めるとM23ダービーはシーズン中盤から終盤にかけて組まれることが多く、ときには順位争いやヨーロッパカップ出場権を争う直接対決になるため、日程が発表された段階でチェックしておくと心の準備がしやすくなります。警備上の観点から比較的早い時間帯にキックオフが設定される場合もあるため、M23ダービーを生中継や現地観戦で追いかけたい人は時間に余裕を持ってスケジュールを調整しておくと安心です。

スタジアムや街の雰囲気を安全に楽しむポイント

現地でM23ダービーを観戦する場合は、スタジアム周辺でホームとアウェーのサポーターが早い時間帯から集まり独特の空気が漂うため、その熱気を楽しみつつもクラブや警備スタッフの指示に従って動くことが安全面で重要になります。近年は監視カメラや入場チェックが厳格化されたことで大規模なトラブルは減少しているものの、M23ダービーでは挑発的な歌やジェスチャーが飛び交いやすいので、ニュートラルな立場で雰囲気を味わう姿勢を保つことが良い観戦マナーと言えます。

データや物語を知ってテレビ観戦を深く味わう方法

テレビや配信でM23ダービーを見るときは、事前に対戦成績や直近のスタッツ、過去の騒動や名勝負といった背景を軽く押さえておくだけで、同じゴールシーンでも受け取る情報量が大きく変わります。例えば通算成績がほぼ五分で推移していることや、昇格争いでぶつかった歴史があることを知っていれば、現在の順位表に関係なくM23ダービーが「一試合以上の意味を持つ特別なカード」であると実感しながら観戦できます。

こうした観戦のコツを意識すると、M23ダービーは単にゴール数や勝ち点だけを追う試合ではなく、街同士やサポーター同士の歴史まで含めて味わう長編ドラマの一話のように感じられるようになります。次にM23ダービーが予定されたときには、ここまでに触れてきた歴史やデータ、日本人選手の物語を思い出しながら、試合前の高揚感から試合後の余韻までじっくり楽しんでみてください。

まとめ

M23ダービーというブライトン対クリスタルパレスのライバル対決は、一九七〇年代の昇格争いやFAカップの騒動を起点に、現在まで続く濃密な因縁と拮抗した成績によって唯一無二の存在となってきました。歴史やスタッツ、日本人選手の活躍といった要素を押さえたうえでM23ダービーを観戦すれば、一つ一つのプレーやスタンドの反応に込められた意味が立体的に見えてきて、プレミアリーグ観戦そのものの奥行きも大きく広がっていきます。